IIO形試合ルール2026

試合規則
(第10回全日本居合道形選手権大会)

▲安村凰玉 審判長

【審判基準】

(1)審判員は同等の資格をもって競技の審判にあたるが、競技に関する最終決定はすべて審判長の裁可による。ただし、参段以上の部においては、大会会長がその責任を負う。
(2)大会進行は極力スケジュールに合わせるが、やむを得ない事態が起きた場合は、大会会長、大会実行委員長、大会実行委員が協議、実行委員長の許可の上、審判長が変更を指示することができる。
(3)審判長は大会進行に関し、実行委員会の意見を求めることができる。

【試合】

●部門
・リトルジュニアの部:5歳~小学3年生まで
・ジュニアの部:小学4年生~6年生まで
・リトルユース(中学生)の部
・ユース(高校生)の部
・一般の部:無級および10級~6級
・一般の部:5級~1級

・一般の部:初段
・一般の部:弐段
・一般の部:参段
・一般の部:四段以上

●競技内容
(1)予選トーナメント
・刀礼  :略式刀礼
・時間  :3分以内
・試合内容:座技1本、立技2本

(2)決勝トーナメント
・刀礼  :正式刀礼
・時間  :6分以内
・試合内容:座技2本、立技3本

(3)一本目、二本目と続くそれぞれの形同士の完成度を競う。その総合で各審判はいずれが優勢かで旗をあげる。

(4)主審は副審二名の判定を主審の判定と合わせて、いずれかに勝ちを決める。

(5)形指定
有段者の部門以降は段位各部門毎に下記の形を指定する。
・初段・・・・・・「水月」
・弐段、参段・・・「夢想返し」
・四段以上・・・・「四方」


(6)許容
・入門半年以内の場合は基本一、二、三のいずれかを、座技、もしくは立ち技の代わりに入れることを認める。
・「膝の悪い人向けの形」は許容する。

【判定】

(1)勝負は一本目、二本目・・・それぞれ個別の勝負であり、減点法で各形の勝負を独立して決めるものとする。
(2)参段以上の部においては、体さばき、刃筋、間、気迫等において斬れたと見える場合は加点する。
(3)参段以上の部においては、間において斬られたと思える場合は減点する。
(4)決勝までの試合では三本それぞれ、決勝での試合では五本それぞれの勝負とし、いずれかの引き分けを合わせて引き分けの場合は、刀礼を含む所作で勝負を決める。
(5)形の勝負は理合の正確さ、美しさ、品位を見るが、敵が見えていないと思われる形では斬られることも想定される。その場合は敵が見えていると思われる方を優勢とする要素としてよい。
(6)予選、決勝とも時間は厳格に測定する。

▲理合の正確さ・美しさ・品位

【失格事項】

次の場合は失格となる。
(1)鍔鳴りをしている刀を使用している場合
(2)稽古着の袖をまくりあげている場合
(3)試合中に時計、指輪、ネックレス、イヤリング、ピアス、その他アクセサリーをしている場合(髪留めは、黒の装飾のついていないヘアゴムのみ可)
(4)マニキュアをしている場合
(5)予選、三位決定戦で三分を超えた場合
(6)決勝戦で六分を超えた場合
 ※両者タイムオーバーの場合は両者失格とする。これが決勝戦の場合、優勝・準優勝者は該当者なしとする。(この場合の3位選手の繰り上がり優勝はなしとする。)
(7)手を切って負傷した場合
(8)他の選手の形を妨害した場合
(9)整列時に刀を左手に持っている場合
(10)整列時に刀を右手に持ってはいるが太刀持ちの場合

【試合上の注意点】

次の場合は「負け」となる。気づいた審判は、判定の前に他の審判に旗二本をまとめて振って知らせる。
(1)主審に納刀を見せない場合のその形(演武開始の方向を確認しておくこと)
(2)試合中に袴で手を拭いたり、手に息を吹きかけたり、髪の毛を掻き上げた場合のその形
(3)試技の動きの中で、真後ろを主審に見せた場合のその形
(4)形の順番が違う場合のその形
(5)勝ちを告げられたときに、ガッツポーズをとったり、勝ちをアピールしたときのその勝負。この時は主審が「待て」をかけて、演武線に戻し、合議して判定のし直しをする。但し、演武場所外に出たときは除く。

▲参段以上の部に置いては「斬れた、斬られた」を加減点ポイントとするルールが 試される。審判は組太刀、試し斬りを熟知しておく必要、技量が要求される。

【服装】

(1)五段以上は紋付袴を着用すること
(2)四段以上は脇差を差すこと ※支部長・場所長は参段以上
(3)四段以下は指定の稽古着・袴(上下黒もしくは上下白、胸に鵬玉会紋が必要)以外は出場不可
(4)襦袢は必須
(5)女性で白の稽古着の人は、指定色(藍色)の半襟をつけること
(6)7級以下および未就学児は木剣可
(7)名札不要
(8)鵬玉会級位段位財団のワッペンは2027年から必須とする